部屋にあるもの
創作家ということもありますが、 独自の輪郭や色彩を生み出さなくてはらない空間には 極端に言えば、何も無い方がちょうど良い。 ただ、生活する上で最低限の便利さを求めるために、 用意しなければならない道具や脇役が必要です。 選ばれる条件としては、 全体の存在自体が出来るだけシンプルでいて、 デザイン性は、出来るだけ不規則でランダム、 そして、どこか温もりのあるものがいい。 たとえそれが、市販された既製のものでも、 一旦主の心をとらえ、条件をクリアすれば、 普段の日常の中、長い間共存することが出来ます。 逆に個性的で主張の強いものは避けたい。 自己主張するインテリア達は、 それぞれが調和出来ず、ケンカになり、 挙げ句の果てには、 ご主人様にも飽きられてしまうので。