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部屋にあるもの

創作家ということもありますが、 独自の輪郭や色彩を生み出さなくてはらない空間には 極端に言えば、何も無い方がちょうど良い。 ただ、生活する上で最低限の便利さを求めるために、 用意しなければならない道具や脇役が必要です。 選ばれる条件としては、 全体の存在自体が出来るだけシンプルでいて、 デザイン性は、出来るだけ不規則でランダム、 そして、どこか温もりのあるものがいい。 たとえそれが、市販された既製のものでも、 一旦主の心をとらえ、条件をクリアすれば、 普段の日常の中、長い間共存することが出来ます。 逆に個性的で主張の強いものは避けたい。 自己主張するインテリア達は、 それぞれが調和出来ず、ケンカになり、 挙げ句の果てには、 ご主人様にも飽きられてしまうので。

私の遊・学

私は年に何度もディズニーランドへ行きます。 私のお目当ては、ディズニー・ワールド自体、 あるいはそれぞれのキャラクター達でもなく、 またアトラクションそのものを、観客として 楽しみにしているのでもありません。 演出方法や表現方法を学びに行きます、 同じ表現者という立場で。 特に学ぶところ多いアトラクションが、 「イッツ・ア・スモール・ワールド」。 何度見ても目を釘付けにされてしまうのは、 登場するあらゆる人形の表情やその仕草と民族衣装。 バックベースにある多彩色のイラストと 繰り返し流れ、思わず口づさむ印象的な音楽。 それぞれに持つストーリー性が、全体的な世界を ひとつにし、盛り上げています。 たとえそれらが、二次元平面のアニメーションで あっても、驚いてしまうディティールを 目の前に実現させているという、表現者としての こだわり(プロ意識)にただ感動するばかり。 表現者としてなくてはならない 一環した追求精神とこだわりを学びたい…。 私はこのように感動から始まり、次に人形1体1体から 背景の花々、動物全てのイラストを脳が入る出来る 限りの量を吸収しようと、ただひたすらに観察し、感じ、 満喫して帰ります。