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家族

お久しぶりです、笹本道子です。 昨年12月25日に、無事に2900gの女の子を出産いたしました。 ようやく会えた娘には、智慧のある人になって欲しい… その願いを込めて「万智」(まち)と名付けました。 娘が生まれた時のオギャーという声が、どんなに待ち遠しかったことか。 そのうち「ア~」「ウ~」「ハ~」「ヴ~」などと言うようになり、 その度に、顔を近づけて、何を伝えたいのか聞きかえします。 言葉が分からなくても、目を見て話かけ、歌を歌い、 そのうち、最初にどんな言葉を発するのか、 その感動的な瞬間を楽しみにしながら…。 しかし考えてみますと、この時の言葉はとても重要視されるのですが、 やがて成長し、家族の中で話をしなくなるのはなぜでしょうか。 日本の古い考えで 「こどもは自分のもの、家族とは一心同体であるもの」という家族観が まだ依然としてあり、なかなか個人を尊重する会話になりません。 また母親の「私はこうだから、あなたもそうしなさい」という口癖… この限定し束縛した態度が、人格を無視し個性が伸びなくなるのでしょう。 家族とは何かと問われれば、個性を持った人格の集まりだと答えたい。 私は今、娘の事を最も理解している人間ですが、この先も変わらず、 いつまでも理解してあげられる母親でいたいと思います。