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自然の恵み

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今日は「自然」にまつわるお話です。 私の部屋は「眺めのいい部屋」とは言えません。緑ひとつない家々の屋根と ビルのコンクリート、夜になると遠く新宿/都庁のビル群が相も変わらず 健在しているだけです。 長い間、壁に掛け放しの絵画は誰も見なくなるように、 眺めるものにも「今」の変化が必要です。 常に生活や精神と共に変化し続ける「象徴」 として、誰にでも共通する一つは、「自然」 (と芸術)ですね。 日本にとって四季の変化はすばらしい財産ですが、 その存在を、窓を額としたフレームを通じて、理解し そして体感できたら… 私の説明しがたい『「もの」足り無さ』も少しは解消されるでしょう。 しかし簡単に窓の絵画を変える事は出来ませんから、せめて移り変わってゆく 自然の一部を、テーブルの上に咲かせて、暫くはその存在を楽しみたいと思います。