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11月, 2012の投稿を表示しています

干し野菜

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今日も快晴。風量、乾燥具合も最高。 昨日に引き続きごぼうを干す。 私はアク抜きも、皮むきもしない栄養重視のズボラ主義。 しかし、眺めるたびに少しずつ減っていく… あぁ、なんて美味しいの!

キャンドルホルダーとして

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日本人デザイナーらしい、シンプルで小さなカップを見つけました。 過度な装飾がなく、このようなさりげなさがとても好きです。 この容器には、何を入れましょうか。 エスプレッソ?いいえ、私はティーライトを入れます。 この容器の底面は、ティーライトが丁度移動しない程度に入るサイズで、 持ち手がありしっかり掴んで持ち運ぶことが出来ます。 また、口径が広がっている形状のため熱を放出し、 4時間以上の燃焼でも本体は微かに温かい程度でした。 市販のガラスホルダーは、私が体感している現実では、 1時間以上燃焼すると熱がこもり、本体が触れないほど熱くなるものも 珍しくありません。このような時は、製造者や発売元が 「燃焼は○時間までにとどめ一度消火する」という注意書きが必要です。 熱くなるとなぜ危険なのか。 炎の温度は1400℃です。 (私のレッスンで出会うほぼ全ての受講生がこの温度を知りませんでした) 耐熱ガラスの温度差は120℃、超耐熱ガラスの温度差は400℃。 ガラスは熱により膨張し、冷めると収縮しますが、急激な温度変化により、 傷口や持ち手の設置面、厚さの違う境目などをきっかけに 破裂の可能性が高まります。 耐熱ガラスは膨張率が低いため熱に強く破裂がしにくいのですが、 この耐熱ガラスを使用している既成のホルダーが少ないのが現状です。 炎の熱によって、容器が少しずつ熱くなり、消火すると少しずつ冷めるという この「少しずつ」の行為でガラス容器はもち堪えているのでしょう。 もちろん、炎の温度は1400℃。耐える温度の10倍高い温度ですから、 生産者としては、容器の口径の広さ、形状が重要になり、 購入者は、その扱い方を注意することが大切です。 今ではキャンドルの炎はだれにでも身近になりましたが、 生み出している側が、炎の構造や危険性を認識した上で、 商品化の前に、ホルダーの素材やフォルムがその炎の熱に どれほど耐えられるかという実験を、繰り返す必要があります。 私は、気になるホルダーや耐熱ガラスを見かけた際はその場で入手し、 ティーライトを入れて熱の伝わりを体験します。 この時、陰影の広がり方、またその模様、炎の見やすさも確認します。 なんだか全く楽しんでいない、生真面目な研究家のようですね。 しかしそうすることで、ホルダーの特徴や灯し方、 演出の仕方もみえてきて、炎の魅力を展開すること

目的の色に到達するまで

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先月実施したレッスンで制作したキャンドル教材作品「GIFT」です。 こちらは、クリスマスに贈るイメージでデザインをしています。 色も深く暗い赤色で着色していますが、 ビロードのようなマットで趣きのある質感まで表せたら最高です。 このモチーフは、オフホワイトに展開しても素敵ですが、 いづれの色にしても、色の再現はとても難しいものです。 染料のブレンド率は、各レッスンで詳細を伝えますが、 着色時の液体状から、個体(または乾燥)後の色さえ変わり、 各染料の色やメーカーによって違うことも念頭におきます。 以前、自邸の階段が地震により所々剥がれ、塗装店にお願いし、 補修をしてもらいました。職人は階段に座りこみ、 沢山の色(缶)を40分以上かけて混ぜ合わせていましたが、 塗るのはわずか数十秒でした。たとえ色材が違っても、 膨大な色数からたった1色を再現することは、やはり難しいのです。 だからこそ色づくりは創作の1つの工程として、 強い個性を表現しやすい要素だと感じます。 LessonNo.5 Chapter 4「Gift」 (このレッスンは終了しました) ■ Atelier PearlRose キャンドルレッスン