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竣工

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お久しぶりです、笹本道子です。 今年6月末に、アトリエ兼住戸が竣工しました。 これまでの道のりはとても長く、 この間に幾つものハプニングがあり、 もう、それを楽しめるほどの人間力がついたほどです。 5年前、いいえ6年前でしょうか、 「理想的なアトリエと家族の家が欲しい」がはじまりでした。 それから、土地探し、建築家探し、工務店探しと平行して コーポラティブでの集合住宅での公募探し、 マンション探し、建築家が建てた中古物件探しをし、 「家」と名のつくセミナーにも片っ端から参加をして どれほどの方々とお会い、相談をしたでしょうか… とにかく「一生もの」を「はじめて」つくることの不安を 喜びに変えるために、あらゆる方法を知り、 納得のいく家づくりを模索し続けました。 そして、その目的を見失わないために 時間があれば、いつでも家全体のイメージや 間取りの図面に起こす作業をしていました。 外出する時も、図面を鞄に入れて持ち歩き 移動中の電車の中でも、思案にふけたり… そうしているうちに、とうとう理想的な土地が見つかり、 最終的に、意識の高い建築家、工務店と出会えたことで ようやく本格的な家づくりがはじまりました。 新居は、商業地域にあり防火地区の指定になっていたために、 開口部含む外壁全てに耐火構造(または施工)と 断熱素材を選ばなくてはならず 費用が大分その部分に費やされました。 現在はまだ表札や看板、エクステリアなどの デザインを考えている間がなく、施工は先になりそうですが… もう引っ越しをしてはや4ヶ月、そろそろこちらでも 紹介したいと思います。 外壁はガルバリウム鋼板の耐火素材で、 9cmピッチにひとつひとつ手で加工しています。 西側の商店街から階段室を見上げる。 幅40cmの窓、当初は全面ガラスの予定でした。 階段室。1~3階までの1面だけサーモンピンクにして 階段自体も同色で塗装。 アトリエ。 白を主にした壁とコンクリートの土間。ハイサイドの窓で商店街からの視界を遮り、 厳かに、集中して、そして楽しい時間を過ごすために。 アトリエの南側。 黒い壁と2カ所のアーチが、室内の僅かなアクセント。 細かい手作業でも手元を常に明るく照らす、長く細い照明とギャラリー対応の可動式照明。 アトリエの北側を覗く。テーブルは幅2600mmの6人掛け。 ひとりにひとつ引き出