映画について No.1
今回から2回にわたって、印象的な映画を紹介します。
まず最初は…
アレックス・プロヤス監督の
まず最初は…
アレックス・プロヤス監督の
「スピリッツ・オブ・ジ・エア」('88/豪)
その幻想的で美しく独創的な映像は、
果てしなく広がる荒野の中で、たった3人の登場人物
(亡き父親を祭った十字架の中で暮らす兄妹と
通りすがりの放浪者)だけで構成されています。
この冒険的で実験的な映像自体は、
SFXを駆使した特殊効果を使用しているのではなく、
亡き父親のお墓、兄妹の住む部屋の壁紙や不思議なインテリア、
登場人物の衣装デザインやメイク、さりげない音楽
1つ1つの要素が調和して、全体の映像を魅力的に作り上げています。
内容は、足の不自由な主人公が、長い間抱えている叶わぬ夢を
他人に託し、それを実現させるというシンプルな骨組み。
しかし、主張の中には、「自分自身が抱えている夢が、
たとえ第三者を通じて達成出来たとしても
それは本人にとって「成功」したといえるのではないか…?
という疑問符を投げ掛けています。
私にとって「いい作品」の基準とは、見る側を困惑させ
不思議な領域に導き、時には疑問を投げ掛け、
少々悩ましてくれる要素を持っているものかもしれません。
この映画に出会ったのは10年程前でしたが、
その時初めて、映画は脚本や監督で選ぶものだと知りました。
...............................................................................
アレックス・プロヤス監督 他作品
「クロウ/-飛翔伝説-」(`94/米 102mins.)
「ダーク・シティ」(`98/米 100mins.)
その幻想的で美しく独創的な映像は、
果てしなく広がる荒野の中で、たった3人の登場人物
(亡き父親を祭った十字架の中で暮らす兄妹と
通りすがりの放浪者)だけで構成されています。
この冒険的で実験的な映像自体は、
SFXを駆使した特殊効果を使用しているのではなく、
亡き父親のお墓、兄妹の住む部屋の壁紙や不思議なインテリア、
登場人物の衣装デザインやメイク、さりげない音楽
1つ1つの要素が調和して、全体の映像を魅力的に作り上げています。
内容は、足の不自由な主人公が、長い間抱えている叶わぬ夢を
他人に託し、それを実現させるというシンプルな骨組み。
しかし、主張の中には、「自分自身が抱えている夢が、
たとえ第三者を通じて達成出来たとしても
それは本人にとって「成功」したといえるのではないか…?
という疑問符を投げ掛けています。
私にとって「いい作品」の基準とは、見る側を困惑させ
不思議な領域に導き、時には疑問を投げ掛け、
少々悩ましてくれる要素を持っているものかもしれません。
この映画に出会ったのは10年程前でしたが、
その時初めて、映画は脚本や監督で選ぶものだと知りました。
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アレックス・プロヤス監督 他作品
「クロウ/-飛翔伝説-」(`94/米 102mins.)
「ダーク・シティ」(`98/米 100mins.)
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