さよならも言えずに、逝ってしまった…

私には5年程連れ添った片腕がいました。
今までは私の助っ人として、製図、Tシャツ、ポストカード、カタログ制作、
そして何よりこのHPページの制作をこなしてくれました。
今現在の他の有能な弟達に比べ、「不器用で」「のんびり屋さん」でしょうけど、
私にはとても有効で大切な存在。それは、Power Macintosh/7500。
今年になって段々と老化が進み始めましたが、私はこのMacintoshだけを
見つめてきました。その日迄は……。

2ヶ月程前のキャンドル制作をしていたある日、遠くの方にいたMacが
突然起動し始めたり、起動時の音を発しながらスリープするようになりました。
とうとう幽霊様に取り付かれてしまったかな?と思いましたけど。
その原因は結局、5年程で寿命になる内蔵電池が切れたという事。
ホッと安心、また再び「元気」になってくれるとばかり信じていたのに…。

でも新しい電池の入れ替えと同時に、助っ人はポックリ逝ってしまいました。
さよなら(バックアップを兼ねて…)も言えずに…。

コンピューターを愛用しているユーザーやその関連雑誌の記事の多くは
よく擬人化した表現をしますが、私はいつもそれに対し違和感を感じていました。
指令塔に従順(?)な道具でしかありませんから…。
極端に言えば反物欲主義者な私でもこの時だけは悲しかった…

あらゆる場面でこの道具は必要でしたし、ある意味、人間以上に私の大切な
片腕でしたから、まだまだこれからもっと活躍して貰いたかった。
改めて、今までご苦労様、そして永遠にお休みなさい。

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