旅のつづき

河津の旅で一番楽しみにしていた事は、流木や貝殻拾い。 以前、初めて流木を手にしたのは、作品の展示会で流木を 演出用として使用した時で、この時は市販のシンプルで小さな流木でした。 ただ、今後も創作活動に取り入れてゆく為には、 もっと様々なフォルムや木肌、サイズが欲しい。 自然から生まれたものは皆、ひとつひとつが変化に富んで個性的ですが、 何故か市販のものは、退屈で単調、『以前は「自然でした」』と感じられないのです。 2泊3日の滞在では毎日海岸へ出て、拾い集めました。 一旦命を落とした流木や貝、そして人間の置いていったガラスの破片が、 潮風や波によって変形し不思議な模様が刻まれているディティールを、 ひとつひとつ触りながら夢中で探していると、 気がついたらもう袋一杯に、全部で3kg程集めたのでしょうか。 拾い過ぎた流木は、やむなく2Kg程に落として持って帰りました。 また、流木集めと同様に楽しんだ貝殻やガラスの破片拾い。 拾いたいとう動機がたとえ明白でなくても、 その第一印象であるそのままの状態を大切にしたい。 拾う基準はもうけず、サイズも色も種類も統一しないで(意図的でいて) 無作為に集めます。持ち帰って透明な瓶にまとめて入れた時、その中で 「再現された」と思えるように。 そして、3日目に行った河津バガテル公園では珍しい商品を見つけました。 こちらのフランス広場ショップやレストランにはローズをメインにした雑貨や香水、食品などが 沢山販売されていました。中でも、「ローズコーヒー」はとても美味しく頂けました。 ※「ローズコーヒー」のお求めは、<河津バガテル公園 ホームページ>からどうぞ。 http://www.bagatelle.co.jp/