展示会にて

今年最後の仕事を終えた24日のクリスマスイブ、
田原桂一「光の彫刻」展へ行ってきました。
この日は、門から美術館までのアプローチにて
「光のインスタレーション」の最終日でもあり、
入場者もカップルが多い。
私は、小さいショルダーバックにワインを入れた小瓶と
小さなメモ用紙をもって、ひとり…堪能しました。

作品の主題は、「時間と光の交錯、光の痕跡」。
彼の作家活動は「写真」から出発していますが、
表現技法は、通常、印画紙を使用するところへ
ガラスや石灰岩、アルミ、布などの上に
対象物を印画する表現方法をとっています。

主題である「光」は、多くの作家がモチーフないし
テーマにしますが、彼独自の新しい表現と捉え方で展開し、
追求する信念を深く感じるものでした。

帰りは、この感動を共有したいと思い、私と同様に
ひとりだけの鑑賞者に声を掛けたかったのですけど、
やはり、カップルばかり…
感動をひとりじめできた日でした。


田原桂一 公式ホームページ
http://www.keiichi-tahara.com/

東京都庭園美術館 公式ホームページ
http://www.teien-art-museum.ne.jp/

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