受講生より

現在私の教室を受けて頂いています受講生より
先日、写真を添付頂きました。

私の教室の前に、通っていました教室が主催された、
ランタンを課題にした展示会の作品3点の写真です。
発表会の3週間程前でしょうか、
他の教室の開催でしたため、参加許可の有無を
私に聞いて下さいました。勿論、OKです。

そして、発表後に以下のメールを頂きましたので、
ご本人の掲載の許可を得て、頂いたコメントの一部と写真、
そして、私のコメントをこちらに掲載します。


- - - - 受講生Kさん - - - -

「先日制作いたしました作品の写真を送ります。
初めてのことで、いろいろと苦労や失敗があり、勉強になりました。
(省略)
納得のいくものでないのが残念ですが、厳しい感想を期待しております。」




- - - - 笹本 - - - -

「ランタン作品3点の写真を頂き、楽しく拝見させて頂きました。
三者三様でどれもデザインに変化があって苦心されつつ、
楽しく制作されている様子が想像出来ますね。

ただ、どの角度や面から見ても均一で、
造形的変化や色彩の多様性が乏しいように感じます。

教室でも「疎密の関係」「主従の関係」が大切だと申しましたが、
壁の厚さを、上に向かって少しずつ薄くするとか、
色彩の強弱(コントラスト)を、四面を意識せずに配置するとか…
表面処理に関して、同じ技法の中でも、
僅かな変化の工夫が必要だったと思います。
特に、背が高いランタンは、その壁を通じて、
光の存在を意識する訳ですから
なおさら、(陰影に繋がる)変化が必要になります。

また、写真で見る限り、ランタン作品が大きく感じますが、
キャンドルはやはり炎を魅せたいですから、
どれも背を小さくし、丸みのあるフォルムでしたら、
ベースのピンク、花、暖色のグラデーション模様も、一層引き立ち、
また、炎もより温かみを感じるのではないかと思います。
ただ、短い期間で、沢山作られたのは、お見事ですね、
折角、生み出された作品ですので、これをベースに
突き詰めて下されば幸いです。」


- - - - 受講生Kさん - - - -

「自分でも作品に対して納得がいかなかったのですが、
何が足りないのかがさっぱり分からず、もやもやしておりました(笑)
これで、また製作意欲が沸きました。
少しずつ経験を重ね、オリジナルを目指してがんばりたいと思います!!」


- - - -

発表会では、様々な作品が多数並べられ、
他の作品を観て、あれも素敵、これも素敵だと感じ、
ご自身の作品はその中に埋もれ、曇って見える時もあるでしょう。

しかし、一度、苦心して生み出した作品の技術やアイデアは放棄せず、
そのまま持続して、展開して欲しいと願っています。
その作品は、ご自身の想いや期待を背負い
やがて存在感のある個性的な作品に成長すると信じて。


Atelier PearlRoseのキャンドルレッスン

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