乳幼児の衣服の寄付について

衣替えの時期になる度に、4歳の娘をもつ母としては
着れなくなった服の行方をどうすべきか悩みます。
以前は知人に贈り、通常でしたらそのままの流れで
また知人に。ということになるのでしょうが…

娘の服の殆どが、祖母の手作りであり、
ボタンは、私が何時間もショップで選んだうえ、縫い付けています。
子供は服を汚すのが仕事であり、親はその服を綺麗に洗うのが仕事ですから、
汚れも殆どないものばかりです。
そして洗濯し終わった服は、娘が全て畳み、
明日着る服だけ椅子に乗せて、その他は自分の引き出しにしまいます。
娘の服には、色やデザインだけではなく、このような日常の行為も
やがて味となり、デザインの一部になるのだと感じます。

このような大切な服を、最も必要としている人に渡したいと感じ
区内の乳児院3箇所に電話で問い合わせをしました。

ところが、どこも「新品同様のものなら引き取る」ということです。
豊かな社会になるにつれ、寄付をする人も増え、
そのことで、乳児院、児童養護施設の子供達も、
内容の良い状態や好みを選別するのも当然かもしれません。

では、本当に困っている子にどうやって会えるのだろうか。

自分の救いを求めるすべを知らない子に会うためには、
慢性化した豊かさに常に感謝と疑問を抱きながら、
直接手渡しが出来るまで、探し続けるしかないのでしょう。
娘と一緒に渡せることを夢みて、それまで大切に保管したい。

※寄付 乳児 2歳〜3歳の春夏服(下着、靴、ソックス、パジャマ含)

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