雪かきの思い出

昨日は首都にとっては大雪
自邸は、商店街の角地にあり多くの人通りがある。

雪が小降りになったころ、主人が道路の雪かきを始めた
ソテツの枝葉にのった雪も降ろして、
雪よけ用のシートも被せていた
そして暗くなった2時間後、濡れた体をふるわせて戻ってきた。

主人と私がまだ結婚していない15年以上まえ、
主人のアパートの2階で同棲を始めた頃を思い出した。

その時も大雪、晴れた翌朝、起きると主人がいない。
暫くすると、体をふるわせて戻ってきた。

このアパートの階段は外にあり、屋根がなく狭い。
主人は、私が階段から滑り落ちないように、
雪を降ろしてきてくれた。

当時、私はデザイナーを辞めて、アパートにこもり
キャンドル制作をするか、マウスを動かしMACの画面を見つめる日々。
殆ど外に出ない私のために、早朝から汗を流し、
そのまま会社へ出かけて行った。

この時、
この人以上に私を大切にしてくれる人には出会えないだろう
と思った。

雪

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