チョコレートの栄養菓子づくり

年に一度のチョコレートが食べたいこの旬な時期に、私の興味と行動が偶然重なることも少ないため、 現在キッチンで拘っている私のレシピを記録します、忘れっぽい未来の私自身のために。 こちらは、「嗜好品にも栄養を」と望んだ家族向けの現在進行形の試行錯誤レシピです。 

※まず材料を選ぶ際に大切にしたいことを以下に。
  1. 体の成分に大切な役割であるたんぱく質(ここでは大豆)を多く取り入れる。
  2. 体が冷えやすい、疲れやすい、太りやすい砂糖の比率を可能な限り減らす。
  3. 食感を多様化する(サクサク、コリコリなど)
  4. 食物繊維、鉄分、ビタミンCもしっかり摂る。 
  5. チョコレート(砂糖、脂質)を最小限にした甘さを求める。
  6. (栄養面を考慮した考えのもと)可能な限り日本製や有機を選ぶ。
  7. 加工品や既に混ぜ合わせた市販品ではなく、限りなく原料を選ぶ。
  8. 食品表示をみて「余計なもの※、こと」がないものを可能な限り選ぶ。
※「余計なもの」とは、着色料(赤色2号、104号、106号、コチニール色素など)、保存料(ソルビン酸K)、甘味料、カラメル色素、砂糖が入っているもの。

《補足》家族にスポーツをしている娘がいますが、運動後の疲れた体には、タンパク質+糖質を同時補給することが素早いリカバリーに繋がります。 このレシピもその点を意識しています。



【材料】(60個分=1日に4個×3人分で5日分有り)
  • チョコレート:250g 写真上は非掲載。製菓用ブロックチョコレート使用。
  • リンゴ※:1個 
  • シナモン:二振り程
  • かぼちゃの種:60個
  • 以下すべてカレースプーン:中盛り2杯
    • アーモンド(細かく刻む)
    • くるみ(細かく刻む)
    • レーズン(オイルコーティングなし※、粒をほぐす) 
    • 大豆粉 
    • オートミール
    • ピュアココア
    • ココナッツパウダー
※リンゴ:リンゴのサクサクとした食感と、さらに皮まで取り入れ、カリウム、ビタミンE、ポリフェノールを豊富に摂る。

※オイルコーティングしたレーズンを使用する場合は、お湯50°で90秒洗うと酸化した油が落ちる。

《補足》材料は他にさつまいも、オレンジの皮、スパイスはジンジャー、カルダモンにも挑戦したいところですが、種類を多く入れ過ぎると、方向性がボヤけ個性を失うため、品数は一定数に加減します。 


【道具】
  • 湯煎(大小の鍋)
  • カレースプーン(先端が角張った形状):かき混ぜる作業は全てこのカレースプーン1本で行いますが、材料を加えるほど力が必要になるため、カレースプーンは頑丈なものを。
  • ティースプーン(先端が角張った形状) :混ぜた具材を、小さなアルミカップに入れやすいように、先端が尖っていることが必須。 スプーンの表裏にへばり付くチョコレートをこそげ落とすために2本が必要。
  • アルミホイルカップ3号 60枚程


【作り方】

1.アーモンド、くるみは、包丁で細かく刻む。

2.リンゴは皮つきのまま細かく刻む。種は毒性のため取り除く。美味しさ、時短を求める以上に、捨てるものを最小限にして、個々が必要としている栄養を追求することは、料理をするうえで最優先課題です。


3.湯煎でチョコレートを溶かし、リンゴ以外の全ての材料を入れてしっかり混ぜ、最後にリンゴを入れたら手早く全体に混ぜ合わせる。 

4.2本のスプーンを使用してアルミホイルカップに詰め、最後にかぼちゃの種を中央に乗せる。

5.3時間ほど冷蔵庫に入れると固まる。


【参考文献】
『その調理、9割の栄養捨ててます!』(世界文化社)
『農薬・添加物は「ここで毒消し!」』著書・増尾清(ぶんか社)
『食べて健康になる決定版「50℃洗い」と「70℃蒸し」』監修・平山一政(主婦の友社)

【追記】2021.11.19更新
上記のレシピでは、アーモンド、くるみ、ココナッツパウダーなど脂質分の配合が多いため、これらをさつまいも(事前に皮ごと炊飯器で蒸して既に食べれる状態に柔らかくしておく)+ゆであづき(無糖)に変えると、より高タンパク、低脂肪になり、体重を気にしている甘党アスリートにも納得のいくおやつになろうかと思います。

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