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1本の糸

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今まで家族のマフラーを10本程の編んだでしょうか。 初めて編んだのは小学校4年生の頃。 その頃から編み方は全く進歩していません。 毎年1本はマフラーを編んでいましたが、 昨年の暮れに、素敵な毛糸を販売しているショップを見つけ 創作意欲に火が着きました。 この2ヶ月で3本目、今は娘の春用マフラーを編んでいます。 こちらのショップでは、糸は10グラム単位で量り売りされており、 何種類でも組み合わせて1玉に纏めて下さる。 また教室も開催しており、店員に、編み棒の号数、希望の長さ、 幅などを相談すると、必要な凡その量も計算して下さる。 こちらのショップ内で糸の豊富な種類や色彩、表情を眺めていると 「編む」以外でも、この個性を引き出したいと思えてきます。 また編む素材は毛糸である必要はないことにも気づき、 帰宅後、私の工房にある、沢山のリボンを眺め コマ編みもしてみるのでした。 平坦なリボンが立体的になることで新たな陰影が生まれ、 思いがけず、キャンドルホルダーの素材としても 使用出来ることに気付きました。 今はとりあえず、娘のマフラーを編みます。 娘にもこの楽しさをいづれ知って欲しいと思います。 《AVRIL》公式サイト https://www.avril-kyoto.com

母の手作りの服

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昨日届いた母親の手作りの服を改めて着てみる。 今年のお正月に実家に帰省し、 2時間かけてじっくりとパターンの打ち合わせをしたジャケットです。 私のリクエストは、 肩が隠れる程の大きな襟と、可能な限り大きいボタンを付けること。 いつも私なりの希望を出しますが、 作り手にとっては、不可能な案も多い。 届く服は、母なりの常識と現実性の範囲に収まって仕上がります。 着てみると、肩に乗る襟のラインから脇、身頃のラインが 緩やかな曲線で繋がり、美しい。 襟周りも、鎖骨まで縦にすっきりとあき、首が細く長く見えます。 制作中、併せる本人(私や娘)が傍に居ないので、 確認出来ないのが難しくさせる要因だと言う。 パターン(型)作りは、とにかく神経を使い、 裁断は緊張し、縫製では慎重に行い、 完成後も私からの感想を聞くまでは不安だと言う。 ですから、届いた時は、直ぐに電話をして感想を伝えます。 そしていつも届く服には、ボタンがついていません。 (昨日届いた服は、第一ボタンだけ参考としてついていました) ボタンによって服の方向性が大きく決定づけられます。 そのボタンの選定と縫製は私が行い、本当の完成になります。 その最後の完成形を母はまだ知りません。 そのため、私も娘も、ボタンを付けた完成服を着て帰省します。 母にとって服作りは、この日が最も待ち望んだ楽しい日であり、 本当の完成日になるのでしょう。

雪かきの思い出

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昨日は首都にとっては大雪 自邸は、商店街の角地にあり多くの人通りがある。 雪が小降りになったころ、主人が道路の雪かきを始めた ソテツの枝葉にのった雪も降ろして、 雪よけ用のシートも被せていた そして暗くなった2時間後、濡れた体をふるわせて戻ってきた。 主人と私がまだ結婚していない15年以上まえ、 主人のアパートの2階で同棲を始めた頃を思い出した。 その時も大雪、晴れた翌朝、起きると主人がいない。 暫くすると、体をふるわせて戻ってきた。 このアパートの階段は外にあり、屋根がなく狭い。 主人は、私が階段から滑り落ちないように、 雪を降ろしてきてくれた。 当時、私はデザイナーを辞めて、アパートにこもり キャンドル制作をするか、マウスを動かしMACの画面を見つめる日々。 殆ど外に出ない私のために、早朝から汗を流し、 そのまま会社へ出かけて行った。 この時、 この人以上に私を大切にしてくれる人には出会えないだろう と思った。

明日からの抱負について

今年は、ある透明感のある美しい生徒に出会いました。 その方は、ときおり、教室で自作のキャンドルを持ってきて下さいます。 前回の教室で学んだ技術を忘れずに、ご自身なりに応用されている。 私の創作教室では、教室終了後、各自が教室で学んだことを 如何に展開するかが、創作の始まりだと感じていますから、 その気持ちを、この方はきっと察知しているのでしょう。 教室終了時に、自作のキャンドルを批評して欲しいと、 箱の中から大切に包まれた作品を丁寧に取り出される。 私は、出来るだけ感じた事を隈無く、率直に述べます。 この作品は、これから大切な友人に贈られるのでしょうが、 誰よりも、私がプレゼントを頂いたような喜びです。 また生徒の作品を拝見したい なんだか、私は生徒と追い掛けごっこをしているような気がします。 勿論、目指すのは誰もが参加したくなる、楽しい追い掛けごっこです。 私はいつまでも追いかけられる人でありたい、 そしてもっと早く、魅力的に走りたいと思うのです。 出来るだけ長く、これからもずっと

干し野菜

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今日も快晴。風量、乾燥具合も最高。 昨日に引き続きごぼうを干す。 私はアク抜きも、皮むきもしない栄養重視のズボラ主義。 しかし、眺めるたびに少しずつ減っていく… あぁ、なんて美味しいの!

キャンドルホルダーとして

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日本人デザイナーらしい、シンプルで小さなカップを見つけました。 過度な装飾がなく、このようなさりげなさがとても好きです。 この容器には、何を入れましょうか。 エスプレッソ?いいえ、私はティーライトを入れます。 この容器の底面は、ティーライトが丁度移動しない程度に入るサイズで、 持ち手がありしっかり掴んで持ち運ぶことが出来ます。 また、口径が広がっている形状のため熱を放出し、 4時間以上の燃焼でも本体は微かに温かい程度でした。 市販のガラスホルダーは、私が体感している現実では、 1時間以上燃焼すると熱がこもり、本体が触れないほど熱くなるものも 珍しくありません。このような時は、製造者や発売元が 「燃焼は○時間までにとどめ一度消火する」という注意書きが必要です。 熱くなるとなぜ危険なのか。 炎の温度は1400℃です。 (私のレッスンで出会うほぼ全ての受講生がこの温度を知りませんでした) 耐熱ガラスの温度差は120℃、超耐熱ガラスの温度差は400℃。 ガラスは熱により膨張し、冷めると収縮しますが、急激な温度変化により、 傷口や持ち手の設置面、厚さの違う境目などをきっかけに 破裂の可能性が高まります。 耐熱ガラスは膨張率が低いため熱に強く破裂がしにくいのですが、 この耐熱ガラスを使用している既成のホルダーが少ないのが現状です。 炎の熱によって、容器が少しずつ熱くなり、消火すると少しずつ冷めるという この「少しずつ」の行為でガラス容器はもち堪えているのでしょう。 もちろん、炎の温度は1400℃。耐える温度の10倍高い温度ですから、 生産者としては、容器の口径の広さ、形状が重要になり、 購入者は、その扱い方を注意することが大切です。 今ではキャンドルの炎はだれにでも身近になりましたが、 生み出している側が、炎の構造や危険性を認識した上で、 商品化の前に、ホルダーの素材やフォルムがその炎の熱に どれほど耐えられるかという実験を、繰り返す必要があります。 私は、気になるホルダーや耐熱ガラスを見かけた際はその場で入手し、 ティーライトを入れて熱の伝わりを体験します。 この時、陰影の広がり方、またその模様、炎の見やすさも確認します。 なんだか全く楽しんでいない、生真面目な研究家のようですね。 しかしそうすることで、ホルダーの特徴や灯し方、 演出の仕方もみえてきて、炎の魅力を展開すること...

目的の色に到達するまで

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先月実施したレッスンで制作したキャンドル教材作品「GIFT」です。 こちらは、クリスマスに贈るイメージでデザインをしています。 色も深く暗い赤色で着色していますが、 ビロードのようなマットで趣きのある質感まで表せたら最高です。 このモチーフは、オフホワイトに展開しても素敵ですが、 いづれの色にしても、色の再現はとても難しいものです。 染料のブレンド率は、各レッスンで詳細を伝えますが、 着色時の液体状から、個体(または乾燥)後の色さえ変わり、 各染料の色やメーカーによって違うことも念頭におきます。 以前、自邸の階段が地震により所々剥がれ、塗装店にお願いし、 補修をしてもらいました。職人は階段に座りこみ、 沢山の色(缶)を40分以上かけて混ぜ合わせていましたが、 塗るのはわずか数十秒でした。たとえ色材が違っても、 膨大な色数からたった1色を再現することは、やはり難しいのです。 だからこそ色づくりは創作の1つの工程として、 強い個性を表現しやすい要素だと感じます。 LessonNo.5 Chapter 4「Gift」 (このレッスンは終了しました) ■ Atelier PearlRose キャンドルレッスン